競技を楽しむことがパフォーマンスアップにつながる理由とは?

スポーツメンタルコーチ、橋本 勇郎のブログ
競技を楽しむことがパフォーマンスUpにつながる理由とは?

どうして競技を楽しむことが大事なのでしょうか?

こんにちは。

スポーツメンタルコーチ橋本です。

好きでやっているはずの競技なのに、思い切り楽しめない。

長い競技生活の中ではそんな瞬間を一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

もし、今この瞬間そう感じてしまっているとしたら、「なんで楽しくないんだろう」「どうしたら楽しめるようになるんだろう」ともがいているかもしれません。

そんな方に向けて、今回は「競技を楽しむ」ということについてお伝えしたいと思います。

楽しむことで得られるメリットはなんなのか。

そして、どうやったら楽しめるようになるのか。

このブログがヒントになれば嬉しいです。


見えない努力を積み重ねるために

この間セッションをしていて、とあるラケット競技の選手とこんな話になりました。

選手「本当にすごい選手って、見えない所でめちゃめちゃ努力してますよね」

橋本「いや〜そうかもしれませんね〜!どんなことしてるんですかね?」

選手「でも、きっと楽しみながらやってると思うんですよね。楽しんだ結果、周りからは努力しているように見えるみたいな」

橋本「ほう!なるほど!ストイックに見える人も実は心の中では楽しくやってるのかもしれませんね!」

選手「そうだったら、私も楽しくやれそうな気がしてきました。最近アップの方法を変えて、結構しんどいんですけど、音楽とか聴きながらやってみたら楽しいかも。」

橋本「いいですね!〇〇さんどんなの聞いてるんですか?」

選手「ずっと前からTWICE好きで、よく聞いてますね。あとはラッドとかも好きです。」

橋本「ノリノリでアップできそう!それ、やってみましょうよ!」

選手「やってみます!」

実はこの選手はとても真面目で努力家。
練習人一倍、一生懸命取り組む方です。
しかし、深く考えすぎてしまうことがたまにあり、それでうまくいかない時もあるとご自分で気づいていました。

しかし、ここ数回のメンタルコーチングの中でその部分を自分なりにコントロールできるようになってきたようなのです。セッション中にその様子をニコニコと話してくれるので、こちらまで嬉しくなってしまうほどです。

秘訣を聞くと「日々の練習を楽しめるようになったのが大きい」と話してくれました。

やはり「楽しむ」ということには素晴らしい効果があるようです。

目次

「楽しむ」ことの効果

競技によるとは思うのですが、例えば体力トレーニングなどは体を追い込むことでその効果を発揮するものが多いはず。それは体にとっては負荷がかかりますし、一般的に心地よい体験ではありません。

さらにトップアスリートを目指すためには、そのしんどい体験と長い期間向き合う必要があります。「どのような分野でも一流と呼ばれる人は10万時間以上の練習をしている」と言われますが、1日3時間の練習を毎日続けたとしても10年ほどかかる計算です。

だからこそ、この「楽しむ」という気持ちが鍵になるのです。

自分のためにやっていることとは言え、それが「しんどい」というだけでは続けることができなくなってしまうからです。

「楽しむ」というのは、ポジティブな気持ちの一つ。

ポジティブな気持ちを持つことができると、それ自体が「頑張れる理由」になります。

「しんどいけど楽しい」

日々の練習やトレーニングがもししんどいものであったとしても、それによって上達できたり、上手くいく楽しさを感じることができたらいかがでしょうか?

「楽しむ」姿勢の見つけ方

ではどのようにしてこと「楽しむ」という気持ちを見つければ良いでしょうか?

そのためにはあなた自身がこれまでに感じた「楽しい」という気持ちを振り返ってみることが非常に有効です。

例えば私の例ですが、サッカーを始めた時のことを思い出します。

私が初めてサッカーに触れたのは、兄が通い始めたサッカー少年団の送迎について行った時。記憶は曖昧ですが、その辺に転がっていたボールで遊ばせてもらっていたのだと思います。ただただ、蹴ったボールが転がっていくことが面白くて、ひたすらボールを蹴っていました。

一通り満足して母親のところに帰ると、私を見て母親が一言。

「足の指、血出てるけど痛くないの?」

「あ、ほんとだ。痛くない」と私。

というのも、シューズも持っておらず、裸足にサンダルという格好。さらにはボールの正しい蹴り方も知りません。そんな中夢中でボールを蹴りすぎてしまい、いつの間にか足の爪が割れて足が血だらけになってしまっていたのです。

しかし、楽しくて大興奮状態の5歳児にはそんなことお構いなし。痛みを感じる暇もないほどに楽しんでいたのだと思います。ただ、気がついてからはしっかり痛かったのですが…。

このような経験を思い出した時に感じるのは、子どもの頃に持っていた「好奇心」「純粋さ」。単純にボールと遊ぶことを楽しむように、日々の生活の中にも小さな楽しみを見つけようと思うことができます。

こういった体験を「原体験」と言ったりするのですが、この原体験は誰にでもあるもの。競技を楽しさを感じた瞬間や、成長を実感できた時など、ぜひあなたのこれまでの競技人生を振り返ってみて欲しいのです。

そしてその楽しさを今の競技生活の中でどのようにすれば実現できるかをぜひ考えてみてください。過去のあなたが感じた「楽しさ」です。これからのあなたが感じられない道理などどこにもないのですから。

ぜひ、あなたが競技を楽しめる理由を一つ見つけていただければと思います。

もし、自分で見つけられないという方は一緒に探しましょう!

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