「この仕事が楽しい!」と思えることが、スポーツメンタルの原点

スポーツの世界では、技術や戦術の習得と同じように、メンタルの強化が重要視されるようになってきました。

当協会では、これまで多くの方にスポーツメンタルコーチングを届ける活動を続けてまいりましたが、近年、「他のスクールで学んだ方が、あらためて当協会の講座を受講される」ケースが増えています。

今回は、そうした受講者の声や講座での学びを通じて、改めて私たちが大切にしている考え方についてご紹介します。


目次

「資格を取ったのに、結果につながらない」という葛藤

ある受講者の方は、こんな言葉を口にされていました。

「資格は取得したけれど、選手の結果につながらない」
「選手から選ばれず、自信をなくしかけている…」

多くの方が「アスリートの力になりたい」という気持ちでスポーツメンタルを学び始めます。

しかし、実践の現場ではなかなか思うような成果が出ず、理想と現実のギャップに悩まれる方が少なくありません。

そんな中でも、もう一度学び直そうと当協会を選んでくださる姿勢には、強い情熱と覚悟が感じられます。


質問の嵐が生まれた、資格講座の1日目

ある講座では、1日目の終了後も多くの受講者が残り、講師に質問を投げかけていました。

その真剣なまなざしからは、「本気でこの仕事に取り組みたい」という想いがひしひしと伝わってきます。

こうした学びに対する熱意は、私たちにとっても大きな喜びであり、
スポーツメンタルコーチという仕事の価値を、改めて確認する機会にもなりました。


協会が掲げるビジョン「One athlete, One mental coach」

当協会は、「One athlete, One mental coach ~1人のアスリートに、1人のメンタルコーチを~」というビジョンのもと、活動を行っています。

この理念には、「すべてのアスリートが、心の面でも伴走者を得られる社会を実現したい」という想いが込められています。

だからこそ、私たちは技術や知識だけでなく、コーチ自身が“どう在りたいか”という軸を大切にしています。


スポーツメンタルコーチにとって、最も大切なもの

結果を出すことや、アスリートから選ばれることは、もちろん重要です。

ですが、私たちが多くの受講生と接する中で強く感じているのは、

「この仕事が楽しい」と思える気持ちが、最も強い原動力になる

ということです。

実際に、多くの現場で活躍するスポーツメンタルコーチの方々も、
「この仕事が本当に楽しいから続けられている」と語られています。

日々変化する競技環境、選手との対話、学びの連続——
すべてが刺激的で、自分自身も成長できるのがこの仕事の醍醐味です。


技術より先に、「目的」を見つめ直す時間を

当協会の資格講座では、必ずDay1に「なぜこの仕事をしたいのか?」という目的を振り返る時間を設けています。

これは、どれだけ高度なスキルや知識を学んでも、
目的意識がなければ現場で活かすことができないと考えているからです。

「なぜアスリートに関わりたいのか」
「どんな貢献をしたいのか」

それを深く問い直し、自分の内側から湧き出る“内発的動機づけ”を明確にすることが、長く続けられる原動力となります。


アスリートの幸せに貢献する喜びを、共に分かち合いたい

スポーツメンタルコーチングは、単なる技術提供ではありません。

選手の人生に寄り添い、その可能性を信じ続ける仕事です。

当協会はこれからも、「スポーツメンタルに真剣に取り組みたい」と考える方々とともに、
“アスリートの幸せに貢献するコーチ”を全国に増やしていく活動を続けてまいります。

この仕事の楽しさに共感してくださる方が、またひとり仲間になってくださることを、心より願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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