スポーツメンタルコーチ、杉村康之のブログ
レギュラーを目指す心がまえ

チームに所属する選手は誰しも憧れのユニフォームを着て、レギュラーとして試合に出場することを目指します。

しかし、レギュラーになれる人数は限られているので、「レギュラーになれるのだろうか」という不安を持つこともあるかと思います。

そこで今回は「レギュラーになれるのだろうか」という不安の理由と、その対策について考えてみます。

 ①    他のメンバーとの比較

「レギュラーになれるのか不安」となる原因を考えてみると、他のメンバーとの比較という要素が大きいかと思います。

 自分より優れたスキルを持ったメンバーを見ると圧倒され、ネガティブな気持ちを持ちがちです。

特に強豪チームに加入した際に、以前なら自分がトップクラスであったが、今のチーム内ではスキルが普通もしくは下位クラスであることに愕然とする、ということがよくあります。

 では、その現状から「レギュラー」という目標に向けてどういう態度で競技に臨むのがベストでしょうか。

 その際には、まず自己分析をして、自分の現状を理解する事が第一歩です。

サッカーを例にあげると、まずレギュラーに必要な「パス」「ドリブル」「持久力」「戦術理解」etc.などの項目を数値化(10点満点等)し、あとどの程度鍛えれば良いのか、の目安を立てます。

それをより具体的なトレーニング計画に落としこんでいくと、目指すべき目標がさらに明確になり、レギュラーへの道を切り拓いていく第一歩になります。

 そして、そのトレーニング計画の時間軸を検討するうえで大事なのは、「小さな達成」を繰り返し体感するような計画にすることです。

大きな計画に向けて人は努力を継続する事が困難です。

なので、短期目標を立てて達成し、達成したことに自信をつけて、次の短期目標を目指す、というサイクルを繰返して、目標に到達するような計画にしてみましょう。

この「達成感」がキーポイントで、次に向かう心のエンジンにおいて、ガソリンのような役割を果たします。

 自分の現在地から目的地(レギュラー)に到達するためには、客観的な視点で、「人との比較は目的地への到達とは関係ない」と切り分けることが大事です。

変えられない他人に焦点を当てるのではなく、変えられる自分に焦点を当てていくことを意識しましょう。

 ②    レギュラーになる前にできること

 今まで述べて来たことを継続してレギュラーを目指す過程では、レギュラーではなく、現実として控えやベンチ外になる場合もあるでしょう。

そのような時こそ、チームをその立場から見て、チームにとって自分ができることを最大限やってみましょう。

 控えが高い意識を持っているチームは強いです。

例えば2019年ラグビーW杯では日本代表選手で試合に出られなかった、木津選手が相手国のスクラムを詳細に研究し、スクラムの練習台になったり、北出選手が給水役としてピッチで監督からの無線を伝える役割についたり、代表躍進の裏方として、とても大事な役目を果たしました。

 このような、チームへの貢献に努力するという過程で、自分自身としてもチーム全体の動きを客観的に把握すると、上達する動機も継続します。

それはレギュラーを目指すうえではもちろん、レギュラーになった後もチーム全体が向上するうえで、大きなプラスとなります。

 また、以前あるラグビーのプロ選手が次の試合の控えのスクラムハーフ(背番号21)になってしまったことをファンサイトで嘆いておりましたので、自分が「スタメンの9番ではなくて“21番だからこそ”、できることでチームに貢献できるのでは」とコメントしました。

そうすると、次の日の動画で「21番だからこそ頑張る」と発言し、実際の試合でもはつらつとしたプレーをした、ということがありました。

「だからこそ」の気持ち、すなわち、いつでも現在地を冷静に見て、できることを最大限にやり、目的地までに必要なものの習得に集中していくことが、出会った競技との幸せな関係につながるのではないかと思います。

 ③    自分の人生をより楽しく

  レギュラーを目指す過程では思い通りにならず、気持ちが負けがちになる時もあるかも知れません。

そんな気持ちになった時こそ、「自分は自分の人生のstoryの主役だ」ということを思い出して欲しいのです。

映画やドラマでもヒーローやヒロインはピンチや逆境を切り抜けて輝かしい結果へと至ります。ネガティブに思ってしまったことは自分の成長やstoryの進行する過程と捉えて、前へ進み続けてください。

前に進み続けてさえいれば、きっと後に振返った際に、「あれもstoryの一幕だったなあ」と思える日がくるはずです。

 自分は常々メンタルコーチとして、皆さんが主役である人生のstoryがより充実感と彩りあるものになるよう、今後もしっかりサポートを行っていきたいと考えております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 以上

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