スポーツメンタルコーチ、石井 大樹のブログ
今まで出来ていたことが出来なくなってしまったアスリートへ
できてたことができなくなり下手になった気がした大学アメフト4年目

皆さんは、

できてたはずのことができなくなった

以前よりも下手になっている気がする

そんな気持ちを感じたことはありませんか?

上手くなりたい、結果を出したい、そのために努力もしている。

にも関わらず、できてたはずのことができなくなっている…。

努力しているのにどうして…

もしかして今の努力は間違っているのか…?

そして徐々に今の努力に疑問を持ち始めてしまう…。

そのように思い悩んだことはありませんか?

私自身、大学時代に努力しているにも関わらずできてたことができなくなった経験があります。

「できてたはずのことができない…下手になってるのか…?」

そんな思いを抱え、心から競技を楽しむことができていませんでした。

大学アメフト4年目。

当時、私のいたチームは関東2部リーグに所属していました。

2年前までは1部リーグでしたが、何十年ぶりにまさかの降格…。

それでも去年は昇格をかけた入れ替え戦まで駒を進めるも、

接戦の末に敗北し、2部残留という結果に。

その結果を受け止め、今年こそは入れ替え戦に勝利し、1部昇格を目指すという前向きな気持ちでスタートを切った大学4年目でした。

最終学年になり、チームの副将と守備のリーダーを務めることになった私は、

これまでとは少し違う気持ちを抱いていました。

今までは、

・いかに自分が活躍するか

・いかにプレーでチームを引っ張るか

・自分の成長にフォーカス

どちらかといえば「自分のパフォーマンス」に焦点を当てていました。

しかし、チームの副将であり守備のリーダーになるということは、

・いかにチームとしての完成度をあげるか

・チームをまとめ他の選手が思い切りプレーできるようにすること

・周りの成長にフォーカス

そういった気持ちが自分の中に芽生えていくのを感じていました。

誰に言われたわけではありませんが、

組織をまとめるという立場に不安を抱えていたからこそ、

目に見えない責任をひしひしと感じていたのかもしれません。

その気持ちの変化と共に、私のパフォーマンスにも少しずつ変化が現れるようになりました。

・以前よりも判断が遅い

・動き出しのスピードも遅い

・なので、前だったら追いついていたプレーに追いつけない

「あれ?俺、下手になってる…?」

最初は無自覚でした。

しかし、練習後のビデオを見れば、私の動きの悪さは明らかでした。

大学最後の年、どうしても1部に昇格したい。

そんな気持ちがあるからこそ、自分がどんどん下手になっていくことがどうしても許せませんでした。

「練習してるのにどうして下手になってるんだよ…」

チームをまとめる立場として、最後の一年くらい「全力でやり切ろう」と決めていた私は、絶対に日々の練習で手を抜かずにやり切ると心に決めていました。

だからこそ毎日を全力で過ごしました。

キツい練習メニューも誰よりも全力で取り組みました。

にも関わらず、競技パフォーマンスは良くならない…。

努力に対して、成長が比例しない…。

「練習メニューに問題があるのか?」

「練習量が足りないのか?」

そうやって、国内トップリーグや海外プロリーグの選手の練習を参考にしました。

練習前と練習後の自主練の量も増やしました。

それでもプレーが良くなる気配はありませんでした。

努力に対して、成長が比例しないからこそ、頑張る気力もすり減っていきました。

徐々に、自分が上手くいかないのは

「チームのことを考えて行動しているからだ」

自分が上手くいっていないのを人のせいにし始めました。

無自覚にチームに対して、どんどん厳しくなる態度、発言。

気付いた頃にはチーム内で孤立していました。

チームの副将とは名ばかりで、グラウンドではいない者扱いを受けることに。

誰も私のことを認めなくなっていました。

「努力しているはずなのに、上手くいかない」

「できてたはずのことができなくなっている」

「以前より下手になっている気がする」

その感情のループから抜け出せなくなり、好きだったアメフトを全く楽しめなくなっていました。

1部昇格を目指して、前向きな気持ちでスタートを切ったはずが、

気付けば、努力する気力もすり切れる寸前でアメフトを嫌いになりかけていました。

そのくらい、心身ともに余裕のない状態だったのを今でも鮮明に覚えています。

成長してるからこそ、視野が広がり、自分の小ささに気付ける

「できてたはずのことができなくなっている」

「努力に対して成長が見られない」

そんな状態が夏あたりまで続きました。

思い付く限り、やれることをやってこの状態だったからこそ、もう手の施しようがないと半分諦めかけていました。

そんな時、夏の練習にチームのOBで現役で選手を続けている「Tさん」が参加してくれた時のことです。

Tさんは10年上の先輩であり、30代前半のバリバリ現役選手です。

練習後、そのTさんに声をかけられます。

「プレーのクオリティすごく高いね!」

「卒業したらうちのチームにぜひ来てよ!」

…え?

正直いきなりすぎて驚きが隠せませんでした。

下手になっていて、全く上手くいってないと思っている中で、

いまだに現役バリバリのTさんに褒められ理解が追いつきませんでした。

そこで下手になっていること、努力に対して成長が比例しないことを全てTさんに相談することに。

以前のビデオも一緒に見てくれました。そうすると…

「確かに判断が遅くなった部分もあるかもしれないけど、それって以前よりも色んなものが見えてるからでしょ?」

「視野が広がったり、考えるキャパが大きくなってるからこそ、迷うこともあるよ」

何よりも心に響いた言葉は…

「成長って綺麗な右肩あがりじゃないよ」

「上手くいったりいかなかったりを繰り返して少しずつ上がっていく、それが成長」

Tさんのその言葉でハッとさせられました。

できてたことができなくなったのも、視野が広がり見えるものが増えたからこそ。

下手になっていると感じていたのも、頭に対して体がついていってないだけ。

そう考えてみると、

・競技への理解度は確実に成長している

・視野の広がりも確実に成長している

以前よりも成長している部分もあるんだということに気付けました。

何より、「自分も成長していたんだな」という実感がアメフトへの気持ちをまた燃え上がらせてくれました。

それまでの私は、「できていないこと・悪い部分」にばかりフォーカスしていました。

「あれができていない」

「これもできていない」

だからこそ、自分の成長を実感できず、努力する気力がすり減り、競技への気持ちがどんどん冷めていってました。

しかし、Tさんの言葉で、

「できていないことも、もちろんあるけど同じくらいできてること」

「しかし、できてること・新しくできるようになったことも、たくさんある」

少しずつそう思えるようになっていきました。

できること、できてることを探す。

その小さな成長への実感の連続が「努力したい」という純粋な気持ちに繋がる。

時間をかけながら、私の気持ちは変化していきました。

その結果、

“関東2部オールスターメンバーに選出”

“国内クラブチーム、2チームから声がかかる”

1部昇格というチームの目標こそ、達成できませんでしたが、

できてないことにばかりフォーカスし、パフォーマンスもメンタルもドン底だった自分が、

気付けば、チームの中心として活躍するまでに変化していました。

確かに、苦しい思いや大変な経験もしました。

しかし、そんな現役時代に本気で悩んだ経験があったからこそ、

今の自分が存在し、アスリートを支える原動力になっていると感じています。

ただ、もし…もしも当時の自分の隣に

「もっと早く自分に気付きを与えてくれる存在がいたら…」

「苦しい時、一緒に考えてくれる存在がいてくれたら…」

自分のアメフト人生はもっと違うものになっていたかもしれない…

そんな風に今でも思います。

成長は必ずしもまっすぐな右肩上がりではない

「できてたはずのことができなくなってしまった」

「下手になっている気がする」

「努力に対して成長が比例してない」

そんな選手が、たくさんいると思います。

でも良く考えてみれば成長している部分」も絶対にあるはずなんです。

できてないこと、悪い部分は目立ちます。

だからこそ、そこばかり注目してしまい、

努力しているのに自分は成長していないと思い込んでしまいます。

そう思い込むからこそ、

コロコロ練習を変えたり、一貫性のない行動など継続的ではない行動になってしまいがち。

ですが、知っておいてほしいことがあります。

それは、成長とは綺麗な右肩上がりではないということ。

努力に対して、右肩上がりの直線の成長があればいいですよね。

ですが、実際そうはならないんです。

上手くいかない時があって、上手くいく時もあって、

そうやってジグザグの線を辿っていきながら、少しずつ右肩上がりに成長していくものなんです。

短期的にみれば、下手になっていると感じたとしても、

長期的にみれば、確実に成長しているんです。

成長において、長期的に見た時、一時的な落ち込みは必要なものなんです。

だからこそ、上手くいかない期間をどう過ごすのか?

それ次第で未来の結果は大きく変わってくるんです。

私自身、ここまでに綴った過去を持つからこそ、今ではスポーツメンタルコーチとして、

当時の経験を生かし、悩みを持つアスリートをサポートさせて頂いています。

様々なアスリートと接する中で、

「できてたことができなくなってしまった…」

「努力に対して成長が比例しないんです…」

このような相談を受けることもしばしば。

そんな「できてたことができなくなったアスリート」を実際に見てきました。

実際にサポートしている、とある競技でプロとして活躍している選手の話です。

この選手は数年前までは思いっきりプレーができていました。

結果もそれに対して付いてきてたにも関わらず、

あるタイミングから調子を崩し、そこからなかなか立て直せない日々。

「思いっきりできてたのに、できなくなってしまった…」

「結果も出なくなってしまい、下手になってる気がする…」

そんなところから私とのメンタルコーチングがスタート。

話を深く掘り下げていくと、

「結果が出ない=成長していない」

「努力しているのに結果が出ない」

そんな思いを語ってくれました。

この選手は自分の成長を「結果だけ」でしか感じることができていなかったんです。

「結果が出ない=絶対に成長していないのか?」

「去年に比べてできるようになったことはどんなことか?」

「思いっきり攻められなくなったことで、気付けたことは何か?」

自分のパフォーマンスにブレーキをかけてる思い込みについて、

じっくり向き合っていきました。

その結果、

「できるようになったこと/できてること」に少しずつ目を向けられるようになり、

「結果だけが成長じゃない」

「過去と比べて確実にできるようになったことは増えてる」

自分の「小さくとも確実に成長してきた事実」にフォーカスできるよう変化していきました。

先日の試合でも、

試合時間残り10秒ラストチャンスで、なんと大逆転勝利をおさめました!

そんな素晴らしい変化を現在進行形で、隣で見守っている最中です。

この出来事から、私が伝えたいのは、

「成長に気付くこと」

「成長を実感すること」

これらがとても大切ということです。

多くの人は結果だけを切り取って成長してるかどうか?という視点で考えます。

しかし、本当に大切なのは「成長を感じられるかどうか?」なんです。

周りからみれば、本当に小さな些細なことでも、

それを自分自身が「成長」だと感じられるかどうかが重要なんです。

だからこそ、

「小さな成長を見つけられる自分」

「小さな成長に気付ける自分」

そんなメンタリティを持つ自分になれたら、どんな良い変化があるでしょうか?

自分の成長に気付けていないアスリートは多い

「できてたことができなくなってしまった…」

「前と比べて下手になっている気がする…」

そう思ってしまう方に伝えたいことは、

成長に気付けていないアスリートは多い

人はできてないこと探しが得意

ということです。

成長しているにも関わらず、自分のできていない所にばかり注目してしまうが故に

成長に気付けない/実感できないアスリートが多くいます。

それは言い換えれば、

今までの自分が歩んできた過程に意味を見出せていないのと同じです。

結果が出なければ意味がないと言っているのと同じです。

そのメンタリティのまま、競技を続けていったらどうなるでしょうか?

だからこそ、

できないことより「できるようになったこと」

できないことより「小さくとも成長してきたこと」

に目を向けることができたら、どんな素晴らしい変化があるでしょうか?

過去の私自身がそうだったように、自分の内側と1人で向き合うのは、本当に勇気が必要です。

だからこそ、

「今より少しでも成長したい!」

「上手くなりたい!」

「もっと競技に集中したい!」

そんなアスリートに寄り添い、アスリートが求めるビジョンに向かい一緒に走る。

そういう存在でありたいと思っていますし、

それを信念として、今も選手のサポートに携わっています。

もしこの記事を読んでくれているあなたが、

「できてたことができなくなってしまった…」

「努力に対して成長が付いてきてない…」

そんな思いを抱えているのなら、是非、私の体験コーチングを受けてみて下さい!

実際に体験コーチングを受けてくれたアスリートたちからは、このような感想を頂いてます。

出来ていないところばかり見て改善するのではなく、出来ているところに注目してもっと伸ばしていこうと思った

出来ていないところばかりを見ていたが、自分だから出来ているところに注目することによって、自信が持てるようになった。

今回の体験コーチングの気付きによって、心に余裕が生まれて人として大きく変われそう

このような心の変化を感じて頂いてます!

中には、関東予選をなかなか通れない実力だった選手が

全日本15位に入賞という結果に繋がったことも!

もしこのような気持ちで競技に集中することができたら、いかがでしょうか?

自分一人では気付けないことを一緒に見つめ直す存在がいたら、どんな良い変化が起こりそうでしょうか?

一人で抱え込まず、まずは相談してみませんか?

ぜひあなたからのご連絡お待ちしています。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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