スポーツメンタルコーチ|久保田 祐未のブログ
【採点競技の方へ】あの技が決まれば勝てるのに…と思い続けているなら。
難易度の高い技を習得したい!
こんにちは!
「1人で戦う人」のメンタルコーチ久保田(くぼっちゃん)です。
Grade:プラチナコーチ
(日本スポーツメンタルコーチ協会認定)
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★「1人で戦う人」とは?
自分のことは自分で解決しないといけない、
全責任は自分にある、
弱い自分は見せられない…など
周りに仲間はいても心の奥底では
全て自分1人で抱え込んでいる人のことです。
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フィギュアスケート、
体操競技、
スケートボード…など
技や美しさを採点する競技があります。
もちろん表現力も問われますが、
難易度の高い技を決めることができれば
点数も伸びます。
「あの技ができるようになれば勝てるのに…!!」
そう思いながら
日々鍛錬されている方も
多いのではないでしょうか。
その技「さえ」できれば勝てる!?
今年は東京オリンピックがありましたね。
日本人最年少金メダルを成し遂げた
スケートボードの西矢椛さん。
彼女は完璧なビッグスピンボード
という難易度の高い技を決めて
金メダルを獲得しました。
また、フィギュアスケートでは
男女ともに4回転ジャンプをどれだけ決めるかが
勝敗を左右し始めています。
やはり難易度の高い技ができれば、
いや、
難易度の高い技「さえ」できれば
勝てると思い込み
必死に練習されている方もいらっしゃると思います。
私の尊敬するアスリートの1人
私の尊敬するアスリートの中に
浅田真央さんが
いらっしゃいます。
彼女はフィギュアスケーターで
バンクーバーオリンピック(2010)銀メダル
ソチオリンピック(2014)6位など
成績も素晴らしいですが、
国民から愛されているアスリートです。
浅田さんといえば
「トリプルアクセル」という印象を持つ方も
多いのではないでしょうか?
実際には
引退する最後の最後まで
この技を貫いていました。
このジャンプが決まれば
高得点ですし、
演技にも勢いが増します。
勝敗に大きく関わる技術です。
ですが、ミスをすれば減点になってしまうので
リスクのある技でもあります。
2004年、浅田さんが14歳の時に
国際大会で初めてトリプルアクセルを
成功させています。
浅田さんにとって
トリプルアクセルは何だったのでしょうか?
こんな風に語っています。
「自分のなかでは、
自分のレベルを落としたくない、ということがまずありました。
(略)
挑戦という気持ちを失ってしまっていたら、
その次の成功はなかったと思います」
(参考「浅田真央 私のスケート人生」著:浅田真央)
この言葉から、
トリプルアクセル(=難易度の高い技)は
勝つためのものでは無かったように思います。
モチベーションであり、
自分への挑戦であり、
次に向かうパワーの源のような
存在だったのでは
ないでしょうか。
あなたはいかがでしょうか?
技を習得したい理由はなんですか?
勝つためにこの技ができなければならない。
この技さえできれば勝てる。
技を習得したい理由が
結果を出すための手段だけに
なっていませんか。
このように結果を出す手段に
なっているということは、
相手ありきで考えてしまっているとも
言い換えることができます。
勝敗は相手と競うことで
決まるものだからです。
もしこの状態が続いてしまったとしたら
どうなると思いますか?
相手に勝つことしか考えていなかった私
私は子どもの頃から
負けず嫌いで
人と競い合うのが好きでした。
大学生の時に研究室に所属し
卒論を書きました。
毎年、同じ科の中で
最優秀賞・優秀賞を選出されます。
もちろん負けたくない私は
1位を狙いにいきました。
論文は全員違うテーマですし、
実験方法も分野もバラバラなので
教授にどう判断されるかが全てでした。
周囲の進み具合はどうか、
どれくらい適切な文章を書けているのか、
図の分かりやすさはどうか。
私は周りと自分を比べつつ
「もっと頑張らなきゃ」と思ったり
「これならいけるかも」と自信過剰になったりしていました。
結果は
最優秀賞をとれませんでした。
振り返って思うのは
「周りを見すぎて
自分のことを見ていなかった」
ということです。
あの人に勝てさえすればいい。
あの人より頑張ればいい。
そんなことばかり考えて
自分の成長や挑戦は
二の次でした。
一方で
最優秀賞を取った方は
貪欲に自分の研究と向き合っていました。
コツコツ丁寧に。
自分の気が済むまで調べ続け、
周りの人の意見もしっかり聞いて、
試行錯誤の連続でした。
結果が出たら100点?出なかったら0点?
かつての私のように
周りと比較して結果を追い求め続けると
結果が出たら100点、
結果が出なかったら0点のように
極端な世界になってしまいます。
なぜなら、
結果でしか判断することを
知らないからです。
100点か0点しかない状況って
どう思いますか。
100点を出し続けることなんて不可能で
何かダメなことがある度に
落ち込み、楽しさが失われます。
せっかく自分で選んで
やりたいこと・やりたい競技を
やっているのであれば
楽しみながらやりたいですよね。
だからこそ、
周りに目が向いてしまっているのを
自分向きにしてみてください。
もしも採点競技の方で、
難易度の高い技を習得しようと
必死になっているなら、
その習得したい理由を
もう一度見つめ直してください。
「コーチに言われたから」
「あの子に勝ちたいから」
それだけになっていませんか?
進みたい道を輝かせるために
もっと心の底から
やりたいと思える感情、
楽しいと思える瞬間を見つけることが
今のあなたに最も大切なことです。
浅田さんのように
パワーの源になれるようなものこそ
モチベーション高く、
歩き続けられる秘訣です。
そんな風に歩くことできたら、
集中力も増します。
同じ量を練習していたとしても
質がどんどん変わっていきます。
自分の成長に目を向けることができるようになれば
他人の様子に一喜一憂することも
ありません。
気づいたら
技を習得することができています。
その瞬間を
支えてくれている仲間と
喜びあえたとしたらいかがでしょうか?
あなたの進みたい道が
どんどん輝いていきますね。
また、新たなステップを踏む時も
この経験が生きてきます。
貪欲に積み重ねている時、
自分のメンタルをコントロールできるように
なります。
周りの人を支える側になることだって
あります。
競技者としてだけでなく
人としてすばらしい人間性を
手に入れることができそうですね。
技の習得に苦労している方、
周りと比較ばかりしてしまう方。
「どうしてそうなってしまうのか」
という根本から解決できるのが
私のメンタルコーチングです。
ぜひ1度体験してみてくださいね。
ご不明な点など気になることがありましたら、
お気軽にメッセージもお待ちしております!
あなたの競技人生とその先の人生が
素晴らしいものになりますように。
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