スポーツメンタルコーチ|久保田 祐未のブログ
【個人競技のアスリート向け】
「プロとして求められるのは結果だけ」のあなたへ。
もっと大事なメンタル取り戻しませんか?
「プロ」として求められるもの
こんにちは!
スポーツメンタルコーチの久保田(くぼっちゃん)です。
社会人になりプロとして活躍する。
つまり、
「アスリート」が
あなたの職業ということです。
だからこそ、
結果を求められる現実もあります。
結果を出さなければ
スポンサーから契約を切られる。
契約を切られたら
競技を続けるための経済的負担が
頭をよぎります。
プロとして活躍できていない自分に
果たして価値はあるのだろうか。
そんな精神的負担もかかると思います。
個人競技のアスリートが抱きやすい感情
特に個人競技の方は
1つ1つの行動が全て結果につながり
自分で切り開かないといけない
という気持ちがとても強いです。
私は10歳からテニスを始めました。
どこで練習をするのか、
どの試合に出るのか
スケジュールは自分で管理してきました。
試合になると
コート外からのアドバイスは
禁止されています。
コートに立った瞬間から
自分だけでなんとかしないといけません。
あと1ポイントとられたら負けてしまうようなピンチでも、
緊張して自分のプレーができなくなっても、
立て直せるかどうかは自分次第です。
自分でどうにかするしかない!
もちろん立て直せずに
負けることもありました。
なんのために練習してきたのかと、
自分に腹が立ちました。
そう思うと分かっているからこそ、
試合を終えた時、
後悔しないように戦おうと心を決めて
挽回することもたくさんありました。
どうして自分はこんなに追い詰められているのか?
何か打開策はないか?
冷静に現状を分析しました。
自分の理想のプレーができるかできないかではなく、
どんなに泥臭くても
今やれることに集中していました。
今この試合をどうにかできるのは私しかいない。
自分で切り開かないといけないという思いは
このような経験から
とても強くなりました。
そして
良き指導者、良きライバルに囲まれた環境を得るために
結果を出すことにこだわりました。
どうしてプロになりましたか?
今プロとして活躍している方。
活躍しようともがいている方。
結果を出すことに
強いこだわりを持っていると思います。
ですが、
このまま結果に追われ
結果を出すために競技を続けていたら
何のためにプロになったのか
分からなくなってしまうのではないでしょうか。
あなたは今、
自分の信じた道を突き進んでいます。
それは本当に勇気のいることで
誰にでもできることではありません。
あなたの周りにこんな方は
いらっしゃいませんか。
とっくに競技を引退して
会社員として働いている方。
結婚して家族で穏やかな日々を過ごしている方。
何の心配もなく
旅行して美味しいものを食べて楽しい毎日を送っている方。
あなたもこのような現実を
手に入れることはできたはずです。
ですが、そうしなかった。
アスリートの道を選んでいます。
せっかくあなたが信じた道。
このまま「結果」だけに囚われ続けたら
苦しいだけの時間になってしまいます。
「楽しい」を感じ続けるアスリートとの出会い
私は自分の信念があり
それに向かって一生懸命頑張っている方の
話を聞くことが好きです。
私まで頑張ろうという気持ちになります。
そんな時、あるアスリートに出会いました。
彼女は
自分で自分の道を切り開き
単身海外で頑張っています。
企業に所属はしていますが、
1年ごとに契約更新があります。
ライバルと競走しながら
一瞬一瞬のチャンスを掴むために
必死に努力しています。
もちろん、結果を出し
自分の価値を見せられなければ
契約は切られてしまいます。
ですが、
不思議なことに
「結果を出す」という考え方に
あまりこだわっていないのです。
こだわっていないというより
そういう考え方が頭の中にないと言った方が
正しいかもしれません。
「好きだから」
「もっと上手くなりたい」
「やれることをやるしかない」
この言葉をよくおっしゃっていました。
もちろんサバイバルのような世界なので
将来の不安がないわけではありません。
ですが、
今できることに集中して
「楽しい」という感情を
持ち続けています。
気づけば
契約を切られるどころか
より必要とされる存在に
なっていたのです。
要するに
自然と結果がついてきたのです。
原点を思い出そう!
どうして
「今できることに集中する」ことが
結果につながるのでしょうか?
それは
どんなに大きな結果を得ようと思っても
結局は小さな成功の積み重ねでしか
手に入れることができないからです。
(※ハインリッヒの法則に基づいて
解説しています。文末をチェック!)
また
「楽しむ」ことが素晴らしい成果につながったのも
明白です。
なぜなら楽しむことは
パフォーマンス向上につながると
脳科学的観点からも証明されているからです。
(※これも文末に解説してあります!)
もっと競技を続けたい。
もっと自分を高めたい。
プロとして活躍したい。
あなたは
そんな想いから
自分で選んだ道を進んでいると思います。
ですが
見失っていませんか?
あなたが初めてその競技に出会った時の気持ちを。
あなたがその競技に夢中になっている理由を。
あなたがどんな人生を歩きたいのかを。
その原点を心に灯し続けることが
さらに一歩踏み出すために
最も大切なことなのです。
自分の想いを貫いて。楽しく突き進むんだ。
そして
その原点を思い出し
楽しみながら道を突き進めるように
私たちメンタルコーチがいます。
私は自分の弱い部分や不安を
人に見せないようにしてきました。
見せると周りから心配されます。
心配されると
いろいろな言葉をかけられます。
「自分でどうにかしないといけない。」
「最後に決めるのは自分だ。
誰も責任は取ってくれない。」
常に1人で戦ってきたからこそ、
この感情が私にはしみついていました。
ギリギリの状態で保ち続けている自分のメンタルを
周りの発言でぶらしたくないのです。
だから、
自分の弱さや不安を見せないようにしていました。
ただ、この状態は精神的に苦しく
自分で自分を追い詰めるだけでした。
努力している過程に楽しさなんて皆無でした。
さらに結果が出なければ、
今までの努力を全否定していました。
時は流れ、
メンタルコーチの勉強を始め
様々な方と話をするようになりました。
以前よりも自分の弱さや不安を
打ち明けるようになりました。
そうすることで色々な考え方に触れ、
柔軟な発想ができるようになりました。
心が折れそうな時に
支えてくれる仲間ができました。
自分の気持ちを言葉にすることで、
先の見えない未来への不安も薄れ、
「今」に集中できるようになりました。
1人で抱えこみ
頑張る必要はありません。
自分の弱さも不安も
しっかり受け止めて
「今」に集中できるメンタルを
一緒につくっていきましょう。
自分の想いを貫いていい。
全力で楽しく突き進みましょう。
●解説
【どうして小さな積み重ねが大切なの?】
「ハインリッヒの法則」と呼ばれるものがあります。
これは労働災害の分野でよく使われる法則です。
1件の大きな事故の背後には、
29件の中程度の事故がある。
さらにその背後には
300件の小さな異常が隠されている。
要するに
300件の小さな異常が
1件の重大事故につながるということです。
これを「成功」という言葉に置き換えて
考えることができます。
つまり、
300個の小さな成功が
29個の中程度の成功を生み出し
1個の大きな成功へとつながるのです。
大きな成功を手に入れるためには
小さな成功を積み重ねるしかないという考えにも
納得ですね!
【どうして「楽しむこと」がパフォーマンス向上につながるの?】
「楽しい」「ワクワク」を感じると
脳はドーパミンという物質を分泌します。
このドーパミンは
思考を司る前頭前野、筋肉運動を起こす運動野、記憶を助ける海馬などの
働きを良くしてくれます。
したがって、パフォーマンスを向上させているといえるのです。
楽しさがもつ力は
脳科学でもきちんと証明されているんですね!
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